資源プラ協会なごやラボの本堀です。年の瀬ですね。
月1回開催される資源プラ協会の理事会では、プラスチックリサイクルを取り巻く様々な問題を取り上げ、多角的な視点での議論を通じて、その現状の把握と解決に向けた課題の整理を行っています。
得られた成果は、会員ページや動画配信、当協会主催のセミナー等を通じて会員の皆様へ還元させて頂き、皆様の事業活動にお役立て頂いています。
さて、先日の理事会において、「リサイクルの現場における人手不足」がテーマとして取り上げられました。
現在、我が国では、人口減少傾向が顕在化し、同時に高齢化も急激に進行しています。
下図に示します様に我が国の出生数は明らかな減少傾向にあり、出生率も現状の人口を維持する事が可能な水準、つまり人口置換水準を下回っているのが現状です。
つまり、「人口は自然減の状態にある」と言えます。
また人口の減少と共に高齢化が急激に進行している事も大きな問題です。
全人口に占める65歳以上の高齢者の割合が急増し、生産年齢人口が減少している現状は、社会を支える労働力の“中核”が減少している事を意味しています。
まさに経済活動の主体である「ヒト」の減少は、我が国の将来への大きな不安要素です。
リサイクルの現場においても労働力の確保は急務で、事業者には「人材の確保と育成」という“難題”が果たされています。
また熟練労働者の退職に伴い、現場で培われてきた技術や経験に基づく知恵(ノウハウ)が急速に失われつつあります。
これは事業者にとって大変大きな損失であり、“経営上の危機”であるともいえます。
理事会では、リサイクルを支える「ヒト」の在り方を再確認し、次世代を担うヒトの在り方とヒトの育成の方策、技術や知恵の継承、ヒトと技術の関係について考えてみました。
詳細は後日、会員ページにおいて会員の皆様に向けての動画の公開を行う予定です。
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